ネイトゥルーは自然・オーガニック化粧品に関する厳格な維持を目的として2007年に設立された、ベルギー・ブリュッセルにある国際的な非営利団体です。
設立以来、現在のヨーロッパの自然化粧品市場において大きな役割を果たし、約130ブランド、3000の製品が認証を取得しています。化粧品には多くの合成成分を含むものも存在します。これらの合成成分は不必要なものであると考え、可能な限り自然に近い高品質の原料を使用することを定めています。基準に3段階のレベル(*下記参照)を設け一番下のレベルでも100%自然化粧品であることが保障され、オーガニック原料の割合によりそれぞれのレベルが決められます。
最大のナチュラルさを保証します。また、このクオリティはNATRUEの基盤です。
配合して良い成分や、どのような加工が認められているか(加工段階回数の制限)などが定められています。
また製品グループ毎に、自然原料は定められた料以上を配合しなければならないこと、また準自然原料の配合限度を定めています。
配合されている自然原料のうち70%以上がオーガニック(有機栽培もしくは検査された野生採集)でなければなりません。自然化粧品との違いは、より高い自然原料の配合量、そして低い準自然原料の配合量の規定です。
配合されている自然原料のうち95%以上がオーガニック(有機栽培もしくは検査された野生採集)でなければなりません。 また自然原料は更に多く、準自然原料は更に少なく配合しなければならないと定められています。
※エンバイエコの製品は全ての製品95%~100%がオーガニック成分で出来ているので、「オーガニックな原料を含む自然化粧品」と「自然化粧品」の基準をクリアしています。エコロジカルで安心安全なオーガニックコスメブランドです。
NSF/ANSI 305はアメリカの国家基準であり、特にオーガニック成分を含むパーソナルケア商品に関して定められたオーガニック認証です。
認証基準は、原料、過程、商品基準、コンディション、そして記載されているラベリングに至るまで、細かく定められています。
認証を受けるには、全ての配合で最低でも70%のオーガニック成分を含んでいなければなりません。それ以外の成分は、オーガニック成分でないこともありますが、製造過程での地球環境への影響を最小限に抑え、消費者が安全に使えるものであるよう、独立系の科学委員会によって評価され、認証されていなければなりません。
OREGON TILTHはオーガニック食品とその農業を支持して1974年に誕生したアメリカの非営利な民間による会員組織です。米農務省が定めるオーガニックプログラム(NOP)公認を受けています。 アメリカのオーガニック認定の中でも、きわめて基準が厳しいものです。
Oregon Tilth Certified Organic(OTCO オレゴンティルス認証オーガニック)の活動は、アメリカ国内だけでなく、ヨーロッパ、オーストラリアへも広がっています。
ティルス農法は、最低でも7年間、一切の化学肥料、駆除剤を使わずに、自然の肥料(牛糞、鶏糞、落葉)だけを使って土壌改良し、バクテリアが健全に増殖できる土作りをし、輪作(続けて作付けすること)をせずに土中に存在する最大6%の有機質を維持していくというものです。
SOIL ASSOCIATIONとは、イギリスのオーガニック認証機関。1946年「健康な土壌が健康な植物を育み、それが健康な体を生んでいく」という基本理念をもとに英国土壌協会として設立。本部は、英国のブリストル。設立から60年を超えた今、イギリスのオーガニック製品の約80%がソイル・アソシエーションの認定を受けています。ECの一般的なオーガニック基準よりも項目が細かく、多岐にわたっていて、1つ1つの項目自体も厳しく、審査が厳しい事でも有名な団体です。
化粧品やコスメの認定というよりも、植物原料の認定でSOIL ASSOCIATIONの名前が出る場合が多いのも特徴です。
Soil Association認定ガイドラインの概要
USDAとは、United States Department of Agricultureの略称で、米国農務省のことで、日本で言えば、農林水産省にあたる政府機関です。
オーガニックが社会に認知され始めた時、アメリカには数多くのオーガニック認証団体がありました。このため各団体により認定基準が異なるという問題点がありました。そこでアメリカ農務省指導による、オーガニック認定全米統一基準が制定されました。内容は、米国農務省の基準によって、認可を受けた認定機関のみが、オーガニック認定を行い、USDA Organicマークを付けることができるとしました。USDA Organicは、日本で言えば有機JASにあたり、主な品目は、農産物や食料品と元々は食品の基準です。
ただし、アメリカではオーガニックコスメについては、まだ明確な基準が確立されていない部分があるため、化粧品に対してオーガニック食品基準であるUSDAが採用される場合も多くあります。
USDA認定ガイドラインの概要